自分の人生はどうしてこうもうまくいかないんだろう。
友達もいない。
恋人もいない。
仕事もパッとしない。
容姿にも恵まれず、性格も暗く、毎日同じことの繰り返しでいたずらに時間だけが過ぎてゆく。
周りを見渡せばみんなリア充ひっさげて幸せそうに笑っている。
なにがそんなに楽しいんだろう?
どこにそんな盛り上がる要素がある?
なにをしても笑えない。
なにをしても出てくるのはため息だけ。
人生なんて楽しんだもの勝ち?
じゃあその楽しむ方法とやらを教えてほしい。
どこから狂ってしまったんだろう。
子供の頃はどんなくだらないことにも笑えた。
一日が過ぎていくのがあっという間だった。
どこから間違ってしまったんだろう。
寂しい。
この胸に穴が開くような孤独がつらい。
誰かに気付いてもらいたい。
自分がここにいることに。
ここにいる。
ずっと、今までもこれからも。
喜びを知りたい。
愛されることを知りたい。
満たされるという感覚に浸りたい。
心の底から笑いたい。
人生はうまくいかないことばかりだけど、考え方しだいで楽しめる
相も変わらず今日も代わり映えのしない一日だった。
仕事だって勉強だって、こんなに一生懸命頑張っているのにね。
誰も認めてくれないし誰もほめてはくれないけれど、私自身が自分の頑張りを一番よく知っているから、そこは素直に認めてあげるんだ。
疲れきって見るに堪えない顔だなぁ。
これじゃあ誰も私を愛してくれないわ。
でも、努力している私ってやっぱり素敵だし、どんなに薄汚れていても私は私の美しさを一番よく知っているから、そこはこっそり誇りに思ってもいいんだと思う。
私という人間が存在していることに、もしかしたら誰も気付いていないかもね。
でも、私ほどにみんなの幸せと平和を願っている人間っていないよね。
誰にも気付いてもらえなくても別にかまわない。
みんなが最高の笑顔でいてくれるなら、それが私の幸福だから。
世の中笑えないことばかりだけれど、私は無理にでも笑う。
この一瞬一瞬の積み重ねが過去になって、やがて未来も作っていくのなら、振り返ったときに「楽しそうに笑っていた自分」が人生のすべてだと思っていたいもの。
でも、ときどき弱気になる自分も必要だと思う。
無理って祟るから。
しっかりと自分の心と向き合って対話をしてみるんだ。
自分の声を素直に受け入れる。
弱気で根暗で不甲斐ない自分もまた私。
孤独って悪いことばかりじゃないよ。
寂しさのどん底を知ると、人に優しくしようって思えるし。
卑屈になっているヒマがあったらさ、私なら無理にでも誰かのためになることをやってみるな。
自分の不幸を運命とか他人のせいにして暴れても、結局傷付くのは自分だもの。
心なんてこめる余裕がなくても、人の幸せにつながるようなことを考えてみるんだ。
返ってくるんだよ。そういうの。
必ず、自分に。
思わぬ瞬間にね。
うまくいかない人生をつらいと思ったらおしまい
誰にも好かれない、誰にも相手にされないと嘆く前に、自分から誰かを愛してみる。
仕事や学習がうまくいかないと嘆く前に、頭をフル回転させて解決の糸口を手繰り寄せてみる。
なにも感じない、楽しめないと嘆く前に、色々なことに心を揺さぶられていた子供のころを思い出してみる。
孤独がつらい、一人はイヤだと嘆く前に、誰かを求めている自分の存在を強く意識してみる。
答えが見つからなくても、それが答え。
人生はそんな淡白で味気ないものではない。
考えて考えて、疲れきるまで考えて、「結局なにも見つからなかった」と笑っていればいい。
自分をみじめだと思い込んで、考えることをやめた瞬間からあなたの不幸せは始まる。
一歩後退したら二歩前進する。
少しずつでもいいから確実に前を向いて進んでいこう。
さいごに
悩める青年
リリー
悩める青年
リリー
悩める青年
リリー