Baum(バウム)はドイツ語で木を意味します。
当サイト『BAUMLIFE』は直訳すると「木の人生」です。
木の年輪のように、少しずつじっくりと人生に厚みを持たせていきたい!
このサイト名にはそんな思いが込められています。
『BAUMLIFE』のありかた
当サイト『BAUMLIFE(バウムライフ)』は人見知り、引っ込み思案、口下手、奥手と言われている男女がよりよい生活を手に入れるためにはどうすればよいか?を考えたときに管理人リリーの中で発生した「使命感」をエネルギーとして運営されています。
私リリーはすでにアラフォーといわれる年齢に突入しましたが、人生の前半は自己主張がまったくできず、他人の意見に流されたり、いいように利用されたりという散々な日々でした。
小学校時代は喜怒哀楽の感情の、
「喜び」「怒り」「楽しみ」
がスッポリと抜け落ちた状態だったと思います。
本当に、ただただ「哀しみ」だけで形成された生き物という感じ。
感情というものがしっかりと動き出したのはおそらく中学に上がってからです。
中でも「怒り」の感情は今までなりを潜めていた分、ものすごい威力で私の深淵から湧き上がりました。
つねにイライラカリカリしていて、世の中のすべてに憎悪しているおかしな自分。
なかなか抑えられずに家族には多大なる迷惑をかけてしまいましたが、あの爆発がなければ、きっと今の私もいないのだと思います。
20代のころもこの過敏すぎる性格のために、
うつ病、強迫観念、社交不安障害(対人恐怖)
といった精神の病に悩まされ、出産に絡んで死の淵も覗いてきました。
私の精神状態が正常に機能し始めたのは子供を産んでからです。
私はずっと劣等感の塊で、「こんなどうしようもない人間は生きている価値がない」と思い込んでいましたが、子供はそんなことはお構いなしに、無条件に私を必要としてくれるのです。
今までだって、私は十分周りの人間に恵まれた人生を送ってきたと思います。
それでも、私の心の問題が原因であらゆるものを受け入れられず、悲観することしかできませんでした。
子供の存在は、そんな私の偏った認識をあっさりと変えてくれたのです。
確かに、子育ては一筋縄ではいかないことばかり。
愛おしいと思う瞬間よりも「このやろ~~!」と思う瞬間のほうが圧倒的に多いです。
それでも、ふとした瞬間に私に向けてくる真っ直ぐの瞳を見ていると、苦しいこともつらいことも一瞬で吹き飛んでしまいます。
心の底から「この子たちを守ってやらなくちゃ」と思えるし、「この子たちに成長させてもらっている」という感謝の気持ちも芽生えてくるのです。
私はたまたま夫に見つけてもらって、自分の家庭を持つことができました。
本当に、ただ運が良かっただけなのだと思います。
そうじゃなかったら、きっと今頃この世にはいなかったんじゃないかな…と。
そう思ったときに、私と同じように「人見知り」「引っ込み思案」「口下手」「精神不安定」が原因で将来を絶望視している人たちを、このまま他人事のように見過ごしていていいのだろうか?という思いに駆られました。
救済するとか教示するという大それたことは考えていません。
ただ、殻を破る勇気が持てずに苦しんでいた当時の自分に語りかけるようなつもりで書いています。
人間としてちょっとばかり成長したアラフォー・リリーのやや斜め上から目線のアドバイスを、あなたもこっそり耳を傾けて聞いてみてください。