婚活女子
恋活に婚活。
なにごとにも全力モードで挑んでいるのに、そのどれ1つとして実らないとなると、卑屈になってしまったり、さらには人生を悲観視して心がどん底まで落ち込んでしまうということも起こります。
誰にも選ばれない自分に果たして存在価値はあるのか?
うつうつとした心で考え込んでしまうのが一番よくありません。
些細なコンプレックスすらも大袈裟に捉えてしまったり、自分を受け入れてくれない世間を敵視したりと、本来の自分とはかけ離れた状態に陥ってしまうので、できることなら温かい白湯でも飲んでしっかりと睡眠を取ることが一番なのです。
とはいえ、それで切り替えられるほど人間って単純じゃありませんよね。
この記事では、「自分は誰からも愛されない」という思考から抜け出せない人が、どうすれば生きやすく人生を楽しめるのかをとことん追求していきたいと思います。
ぜひ最後まで目を通してみてください。
誰からも愛されないわけはない
最初に言ってしまうと、「誰からも愛されない」ということはありません。
少なくとも、あなた自身はあなたを「愛」していますよね?
だからうまく行かない自分を嘆き、悩み、真剣に苦しんでいるのです。
この世であなたほどにあなたを愛している人間はいませんし、あなたほどにあなたの人生の幸せを願っている人間もいません。
誰にも選ばれないから自分は欠陥品だ。
誰にも相手にされないから自分に生きている価値などない。
誰の役にも立てないから自分は人を不幸にする…。
そんな愛のない言葉を、あなたはこれまで何度自分自身に投げかけてきましたか?
それで自分自身を追い詰めて、いったいなにが残るのでしょう?
苦しみに囚われているとなかなか自分を客観視するということができなくなりますが、そんなときこそ、意識して自分を少し離れたところから見つめる訓練をしてみてください。
これが意外と、「傷付いた自分」を慰めるのに効果的なことを知っているという人はどのくらいいるでしょう…。
リリー
婚活女子
リリー
婚活女子
リリー
2002年10月~11月にNHKみんなのうたで放送された。
(作詞作曲うた:谷山浩子 編曲:石井AQ)
誰からも選ばれない自分に苦しくなったときの対処法
誰からも選ばれない、誰からも愛されない、きっと取るに足らない人間だと思われている。
恋愛や婚活だけじゃなく、友人関係、就活、職場の人間関係等々、どんなに優れた人であっても、こういう感情に捕らわれたことが一度や二度はあるはずです。
人間は、良い出来事よりも良くない出来事のほうを強く記憶する性質があると言われています。
負のスパイラルに陥っているとき、あなたの中では、うまくいったこともあるのに、そのことがすっぽりと抜け落ちて、うまくいかなかったことばかりがクローズアップされているということが起きているのです。
そんなときはゆっくりと深呼吸をして、まずはうまくいった出来事をじっくりと思い出してみるクセを付けるようにしましょう。
たとえば婚活のお見合い相手に断られてしまったとき。
「選んではもらえなかったけれど、自分としては会話もスムーズにできたし、だいぶ盛り上げられたと思う。よし、この調子で次のお見合いも頑張ろう。場数を踏んでコミュニケーションスキルを上げたら、きっといつかいい人に当たるはず!」
と、このくらいの心構えでいられれば、うまくいかなかった記憶が蓄積されて「誰からも愛されない、選ばれない」という負のスパイラルに陥ることもなくなるでしょう。
人間の気質として「良くない記憶のほうが残りがち」という事実があるのなら、それはそれとして受け入れて、「うまくいった記憶」を意識して強調していくようにすればいいのです。
誰からも愛されなくても自分は誰かを愛するようにする
誰からも愛されないという気持ちが強くなると、誰かを愛することにも臆病になってしまいます。
人を愛することをやめてしまうと、途端に人生は味気ないものになってしまいます。
そして最終的に「親の教育が間違っていた」「そもそもこんな自分を生んだのが間違いだった」と果てのない責任転嫁が始まります。
どんな幼少期であろうとも、それをバネにして自分の人生をしっかりと切り開いている人はいるのです。
自分の弱さを人のせいにしているうちは、どこまで行っても言い訳だらけの人生で終わってしまいます。
まずはしっかりと自分自身を愛し、他人に感心を持つことを恐れないということが大切です。
婚活女子
リリー
婚活女子
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さいごに
誰からも愛されないと感じるのは、あなたが特定の場所にしかいないからとも言えます。
学校でイジメに遭っていて、その辛さに耐えられず究極の選択をしてしまう人、ブラック企業で酷使され、命をすり減らしていることにも気付かない人、DVを受けていても自分の場所はここだけだと思い込んでいる人…。彼らにどんなに「嫌なら逃げ出せ」「視野を広く持て」「そこだけがすべてじゃない」と説いても、実際にそこにいる自分がすべてなので、これらの言葉はまったくといって響きません。
人間には現状を維持しようとする本能があります。
そこがどんなに劣悪な場所であっても、未知への恐怖には勝ってしまうのです。
この強固なバイアス(かたより)を打ち破るには、広い視野を持つことが重要になってきます。
といって、突然視野が広くなるということはありませんから、物理的に自分をそういう場所に連れ出してみてください。
あなたが都会育ちなら、世界の広さを見渡せる高い山に登って景色を見渡してみる。
あなたが田舎育ちなら、夜景を一望できる場所に上って下の世界を見下ろしてみる。
きっと自分がこだわっていたことのちっぽけさに気付かされるはずです。
毎日狭い部屋の中で同じ景色だけを見つめていては、現状はなにも変わりません。
10年後も20年後も「誰からも愛されない私」を引きずって、数あるサイトの中からまたこの記事にたどり着くということがないように、今できることは一歩を踏み出す勇気です。
あなたが「だれからも愛されていない」という無意味な妄想から解放される日が来ますように。
- 「誰からも愛されない」「誰からも選ばれない」という感覚は多かれ少なかれ、誰もが経験するもの。
- 「自分が嫌い」「こんな自分は許せない」という感情は、自分を大切にしていればこそ芽生えてくるもの。
- 自分を客観視(少し離れたところから見ている感覚)する力を養う。
- 人間はよいことよりもよくないことを強く記憶する傾向がある、ということをしっかりと心得ておく。
- 「うまくいった記憶」を強調する力を養う。
- 人間には現状を維持しようとする習性があるので、どんなに苦しんでいてもその状態に固執してしまう。
- 視野を広く持つには、狭い部屋にひきこもらず、外の世界を見渡してみる。