生きていることが辛い。あらゆることをネガティブに考えてしまうときの対処法

孤独なシルエット

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生きていることが辛いという状況は、それまでの過程が順風満帆であったり、平穏であればあるほど反動として大きくなります。

たとえば、

  • 彼氏彼女に一方的に別れ話を持ち出された
  • 周囲から批判の的にされた
  • 仕事で大失敗をしてしまった
  • 友人知人に迷惑をかけてしまった
  • 不慮の事故で相手に怪我をさせてしまった
  • 家族の誰かが病気になってしまった
  • 家族から借金があることを告白された

etc.

こういう状態に陥ってしまうと、立ち直るまでには相当の時間を要することになります。

場合によっては自分を追い詰め、心の病を発症してしまうこともあるでしょう。

そうならないためには、苦しい渦中にあっても、この瞬間一番自分のためになることはなんなのか?をじっくり考えてみることが大切です。

生きている限り悩みが尽きることはない

上記とは別に、常に慢性的なストレス状態にさらされていて、あるときプツッと糸がキレたように現状の辛さに耐えられなくなることがあります。

たとえば、

  • 学校や職場の人間関係に悩んでいる
  • 職場で長時間労働を強いられている
  • 家庭不和に悩まされている
  • 子供の非行に悩まされている
  • 心身の不調がある
  • 長期的な金欠
  • コンプレックスに悩んでいる
  • なかなか就職できない

etc.

もう心が悲鳴を上げている状態ですね。

これらの悩みから解放されれば、きっと人生は明るく、あらゆることに感謝する余裕だって生まれてくるはずです。

しかし、私たちが脳を持った生き物である以上、悩みが尽きるということはありません。

大切なことは自分を客観的に見る視点を持つこと

もう1人の自分

広い視野で見渡せば、今あなたを悩ませている出来事は、まだまだ続いていく長い人生の中のほんのワンシーンでしかないのです。

今この瞬間から5年前の自分に思いを巡らしてみて下さい。

どこに住んでいてなにをしていたか覚えていますか?

そのときも、もしかしたら大きな苦しみに捕らわれていたかもしれませんね。

しかし、今となってはそれも遠い過去の出来事となり、あなたの人生の学びの一部となっているのではないでしょうか?

あなたは確実に苦難を乗り越え、ここまでやってきました。

(中には5年前の状況からいまだに脱せずにいる人もいるかもしれませんが…)

そして、その経験はしっかりと頭の中の引き出しにしまわれ、蒸し返されて再びあなたを苦しめるというようなことはないはずです。

未来の自分に思いを馳せる

もし今、生きていることが辛いと感じているのであれば、5年後の自分がこの状況を見たらどう思うだろうか?ということを想像してみてください。

自分を客観的に見る視点を持つことは、悩みを軽減する上で非常に役立ちます。

心理学では自分を客観視しコントロールする能力を、メタ認知と言います。

この能力を高めると、自分を冷静に見つめることができ、行動にも変化が現れてきます。

この記事を書いている私リリーは、緊張しやすいタイプで、人前に出ると思考が停止してしまったり硬直してしまったりということがありました。

コミュ障の中でも重症なほうに属していた自覚があります。

しかし、頭の中に自分とは正反対のもう1人の自分を置くことで、状況は徐々に良いほうへと向かっていきました。

「どうしよう」
「嫌だな」
「つらい」

が口ぐせだった私に、陽キャラのもう1人の自分はとことんツッコミを入れてきます。

「どうしようどうしようってうるさいなぁ」
「嫌だとか言ってるけど、私はイイやつだからこの

状況も乗り越えちゃうんだろうな」
「つらいなら寝なさいよ」

今となっては合いの手のように、ネガティブ発言を瞬時に塗り替えるほどまでになりました。

自己肯定感が著しく低かった私ですが、陽キャラのもう1人の私のおかげで、今は自分に自信が持てるようになったと感じています。

最初のうちはコツが掴めなくてストレスに感じてしまうこともあるので、機械的にやるのがよいかと思います。

5年後に後悔しない選択を

悩みの中にあると思考の幅が狭まり、判断を誤ってしまうこともあります。

たとえば、あなたが職場の人間関係に悩んでいるとしましょう。

  • 仕事がなかなか覚えられない
  • そのことで同僚に白い目で見られている
  • うまくコミュニケーションを取ることができず、上司にも厳しい言葉を投げかけられた。

あなたは自分が情けなく感じられ、危うく自分を嫌いになりかけています。

おそらく、時間が経って仕事に慣れればこの問題は解消されるはずなのです。

しかし、頭の中で「自分は仕事ができない」という決めつけが起こったせいで八方ふさがりの状態に陥り、後にも先にも進めなくなってしまいました。

今まで以上に思考が停滞し、この場から逃げ出したいという願望も芽生えているでしょう。

けれど、家族や仲間の期待を背負ってやっと就職できた職場。

そんな簡単にやめることなんてできない…。

しばらくは悩み苦しみながらも我慢していました。

ところがある朝、とうとうベッドから起き上がることができなくなってしまいました。

これ以上みんなから冷たい視線を投げかけられるのは嫌だ。これ以上自分を情けなく感じるなんて耐えられない。自分は優秀な人間のはずなのに。この緊張しやすい性格がなければ、仕事だってスムーズに覚えられるはず。同僚と気楽に世間話だってできたはずなのに!

あなたは家族の反対を押し切って、会社に辞表を提出しました。

すぐに職探しをし、前職とはまったくジャンルの異なる会社に採用されました。

仕事内容は簡単ですが、接客業なのでコミュニケーションスキルの低いあなたにとっては過酷な現場です。

客から苦情が入り、上司からも嫌味を言われてしまいました。

あなたはまた自信喪失…。

気が付けば最初の仕事を辞めてから5年が経過していました。

どこに行っても長続きせず、今は非正規雇用の身です。

あなたは5年前を振り返りながらこう思います。

「今に思えば、自分が仕事を覚えようという意欲に欠けていただけで、上司が苦言を言うのは当然の流れだったかもしれない」

 

「あの会社に残っていれば、今頃バリバリ仕事を頑張っていたかもしれない」

 

「この年になると、容量の悪い後輩を見てもうちょっとどうにかならないかなと思うことはあるけれど、蔑むような感情は持ったことがない。あのとき、周りにそういう目を向けられていると思ったのは、きっと単なる被害妄想だったんだろうな」

5年前、あなたが仕事を辞めるか続けるかで悩んでいたときに、客観的なもう1人の自分が傍らにいれば、あなたを苦しめているモノがどんなにちっぽけな問題であったかを教えてくれたはずです。

気付くまでに5年もかける必要はなかったことでしょう。

苦しみはやがて学びとなる

悩みの渦中にいる間は、苦しみ一色になってしまい、そこから退避することばかりで頭がいっぱいになってしまうかもしれません。

そんなときこそ、客観的なもう1人の自分の視点で、少し離れたところから自分を見つめてみるということを意識してみてください。

そうすれば、5年前の苦しみはあなたの学びとなり、また成長の証として懐かしむことができるようになるでしょう。

生きていることが辛いならメタ認知を高めてみる

希望の羽ばたき

生きていることが辛くなってしまうのは、悩み事に対してかなり視野の狭い見方をしているからです。

メタ認知を高めて自分を少し離れたところから観察する習慣が身に付くと、今までの余裕のない感じはなんだったんだろう?と思えるようになってきます。

物事を複雑にしてしまうのはいわば思考のクセです。

上記のたとえ話では、「仕事が覚えられない」ことで上司に苦言を言われたことで、周りの同僚みんなに「白い目で見られている」と思いこんでとうとう仕事を辞める決断をしてしまいました。

しかし、5年が経過して客観的視点を持つと、あのときの自分の精神状態は被害妄想以外の何ものでもないということに気付くのです。

思考のクセが判断を誤らせる

これとは別に、職場で明らかに理不尽な扱いを受けていたとしましょう。

ここで客観的に自分を見ることができていれば、長くいられる場所ではない、もっと自分の能力が生かせる職場があるはずだという思考に至ることもできるでしょう。

ところが、苦しみの中にいるとどうしても視野が狭くなってしまいます。

「ここで逃げ出したら負け」
「自分が悪いからみんなを苛立たせている」
「どこに行ってもきっと受け入れてもらえない」

という一方的な考えに捕らわれて、環境を変えるという選択肢すら見失ってしまいます。

挙げ句の果ては、心身のバランスを崩して働くことすらできなくなってしまうでしょう。

繰り返しますが、

「苦しみを和らげる最善の方法はメタ認知を高めること」

です。

そして、常に「思考のクセ」が判断を誤らせることがあるという認識を心の片隅に置いておくことです。

それでも辛いときはカウンセリングを受けてみる

「メタ認知を高める」と言葉で言うのは簡単ですが、どうしても苦しみから抜け出せないこともあります。

そんなときは、迷わずカウンセリングを受けてみましょう。

今はとても簡単な方法で気軽に、場所を選ばずにできるオンラインカウンセリングがあります。

人目を気にせず、自分の部屋でカウンセラーと一緒に悩みにフォーカスしていけるので、とてもおすすめです。

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カウンセリングの分野
  • 行動心理学
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  • コーチング

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