人付き合いの苦悩を思うとき、私の中には1つの妄想が浮かび上がります。
この世界のどこかに私のソウルメイトがいるはず。まだ出会えていないけれど、きっといつか予期せぬタイミングで巡り会うことができるんだわ。
リリー
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人付き合いとはいったいなに?
他人にまったく興味がないし、1人の時間のほうが楽しい。
だから「人付き合いなんてしたくない!」という人はごく少数なのではないかと思います。
ほとんどの人は「気の合う相手となら人付き合いをしていきたい」という考えを持っているのではないでしょうか。
これって、
「信頼できる相手になら、自分の時間を差し出せる」
ってことですよね。
裏を返せば、自分で選べない人間関係、たとえば職場や子供同士のつながりでできたママ友や地区、学校の役員といった世界においては、
「よく分かりもしない相手に、自分の貴重な時間を割いている」
ということになるわけです。
信頼出来る人間関係ならギブ&ギブも許せますよね。
しかし、自分では選べない人間関係に飛び込まなければならないとなると、与えた分が返ってこないとは不満しか呼び起こしません。
リリー
こんな煩わしい人付き合いに悩まされるくらいなら、いっそのこと人付き合いなんてやめて自分の好きなことに時間を費やせばいいという考え方もあります。
けれど、それができたら苦労なんてしないんですよね。
人付き合いをやめたことで執拗な嫌がらせを受ける、陰口を叩かれてしまうということは実際にあることです。
リリー
それが嫌だから、みんな人付き合いが辛い、しんどいと言いながらもやめられずに耐えているのです。
だから大事なのは、
「人付き合いをやめる」のではなく、いかにして「人付き合いをラクにしていくか」です。
人付き合いを疲れさせる人の特徴
人付き合いを疲れさせる人には以下のような特徴があります。
1、慣例やしきたりを重んじる
一言で言えば、慎重すぎて柔軟な考え方ができない人たちです。
新しい発想や発案があっても「前例がないから」「ずっとこのやり方でやってきたから」といった言葉で一蹴してしまいます。
こういう人たちは慣例通りにことが進まないとどうしても気になってしまうので、
「そのやり方は間違っているよ」
「1つ抜けているよ」
「今までこうしてきたから、これからもこうして」
というようなことを自分の使命のように言ってきます。
もう少し客観的な視点を養えば、時代にそぐわないやり方だったり、明らかに無駄があるということが見えてくるはずですが、新しい風を入れるという考え自体がないので、柔軟な思考を持った人たちをどっと疲れさせてしまいます。
2、無口で自分からコミュニケーションを取ろうとしない
無口とは言っても、
- そのコミュニティにおいては口を開く必要がないという考えの人
- 会話をしたくても人見知りで自分から声をかけられない人
この2パターンに分かれるかと思います。
2の場合だと、時間が経ってお互いに慣れた関係になれば、気が合うということもあるかもしれません。
しかし1の場合だと、終始心を開く気配がないので、一緒にいるだけで気疲れしてしまうことでしょう。
リリー
人間関係を良好に保つには、ある程度お互いの肚の中を晒すということも必要です。
しかし、それをまったくしてこない相手だと、共通の話題を見つけることもできないし、何を考えているのか分からないので不安感しか生まれません。
「場の雰囲気をしらけさせないようにしよう」
「沈黙は気まずいから何か話を振らないと」
と常に周りを気遣うタイプの人だと、こういう人がいるだけで精神をすり減らしてしまいます。
3、威圧的な言動が多い
これに関しては、あえてここに書く必要はないかもしれませんね。
上下関係や立場的なことがあっても、威圧的だったり人を落とし込めるような発言しかできない人は、最も人付き合いを避けたいタイプです。
つねに「教えてやっている」だの「あなたのためを思って」という言葉で自分を正当化しているので、取り付く島もありません。
言論の自由も制限されてしまうので、とても厄介です。
4、ネガティブなことしか言わない
不平不満を言うことが口ぐせになっている人、物事を悲観的にしか見れない人がいます。
こういう人との関係が辛くなってしまうのは、自分の感情が浸食されてしまうからです。
顔を合わすたびにグチを聞かされたり、ネガティブ発言に耳を傾けなければならないということが日常化すると、本当に息が詰まってしまいます。
リリー
幸せ探求者
リリー
「人間関係を切られた!」気付いてしまって落ち込んでいるときの心の切りかえ方法
人付き合いが怖い人はどうすればいい?
幸せ探求者
リリー
人見知りで自分に自信がないと、人付き合いを極力さけたくなるのは仕方のないことです。
人見知りの人は完璧主義だったり、言葉の細部に異常にこだわってしまう傾向があります。
相手の何気ない言葉にひっかかり、それをずっと考え込んでしまい、自己解釈して悩むということを繰り返している人は多いのではないでしょうか。
この世に生きている限り、人間関係を一切OFFにして生きるということはなかなか難しいことです。
そうなると、避けては通れない人付き合いをいかにラクに乗り越えていくかということが課題になってきます。
自分を客観的に見る目を養う
私が実践している方法で一番効果があったのが、メタ認知能力を高めること。
リリー
自分を客観的に認知する能力。メタ認知が高い人は、自分や他人の行動の理由や意図を説明することができる。もう1人の自分が少し高いところから自分を見下ろしているイメージ。
言葉のやり取りで、
「ああ言えばよかった」
「これは言わないほうがよかった」
「あの沈黙はいけなかった」
「なんであの人はあんな言い方をするんだろう」
ということが多く、あとからもう一度そのシーンに立ち戻ってやり取りを1から立て直すということを無意識にやってしまうというのは、人見知り人間あるあるなのではないでしょうか。
いつまでもクヨクヨと悩んでしまうため、いっそのこと人付き合いなんてなくしてしまいたい!となってしまうわけですね。
私が自分を客観視する目を養った結果、今までぼんやりとしか見えていなかった他人の表情が、くっきりと見えるようになってきました。
何のことを言っているんだ?と思われるかもしれませんが、人見知り人間は自分をぶ厚い鎧で覆っているので、時として自分のことはおろか、他人のことも見えなくなってしまうことがあります。
しかしメタ認知が高くなると、対峙する相手の表情がよく分かるようになってくるのです。
リリー
幸せ探求者
リリー
幸せ探求者
以前なら会話のやり取りを逐一思い出して、細かいダメ出しをしないといてもたってもいられなかった私ですが、メタ認知が高くなってきたおかげで、いつまでも悩んで眠れなくなるというようなことはなくなりました。
人見知りで人付き合いに悩んでいる人は、ぜひ客観的に物事を見る練習をしてみてください。
情報をその場で処理できるようになってくると、幾分頭の中がすっきりしてきますよ!