人間関係で思い通りにいかないことが続くと、「自分はコミュ障だから…」とすべてを悲観してしまいたくなりますが、同じコミュ障でも克服したい一心で努力する人、近しい人やSNSにグチをこぼすだけで終わってしまう人、二通りあるかと思います。
あなたがこの記事にたどり着いたということは、きっと「このままじゃだめだ」と思い、「コミュ障どうにかしないと!」と真剣に考えたということですよね?
これから書く内容は、コミュ障だった当サイト管理人リリーの実体験に基づくお話です。
今この瞬間、「自分はコミュ障のせいでまともな恋愛をすることなく終わってしまうんじゃないだろうか?」という不安に恐れ戦いているあなた。
コミュ障にはコミュ障なりの恋愛攻略法があります。
これからご紹介するテクニックやマインドを手に入れれば、きっとあなたにも明るい未来が開けますよ。
Contents
コミュ障克服のカギは環境が変わるタイミングを逃さないこと
幸せ探求者
もともと不安になりやすい気質を持っていたところに家庭不和も重なっちゃったから、幼少期はいつも怯えていたわ。世間は不穏でしかなかった。
幸せ探求者
テクニックなんていう大それたものじゃないけれど、基本は「埋もれる前に見つけてもらえ」よ!
コミュ障で恋愛関係を結べないならインパクトで勝負する
まず大事なのは、環境が変化するタイミングを絶対に無駄にしないことです。
世間では「○○デビュー」という言葉で言われていますが、このタイミングを利用して見事に変貌を遂げた人は多いことと思います。
私リリーもその1人。
高校までは物静かな友人とずっと行動を共にし、そこに別のグループの女子が声を掛けてきたというだけでも緊張で顔が強ばっていました。
こちらはガチガチになりながらも、なにかしら言葉を返さないと!と思うんですよね。
それで必死になって声を振り絞るのですが、そういう時の声って上ずっていてかなりぶっきらぼう。
何度相手に誤解を与えたかしれません。
寂しそうな顔をするクラスメート。あからさまに攻撃してくるクラスメート…。
誤解されるって、コミュ障人間にとってはかなりしんどいものです。
その誤解を解きたくても、違和感なく解くだけのスキルなんてまったくありませんからね。
だから思うんです。
来世ではコミュ力のある人気者になれますように。
しかし、大学入学を前に、
「ちょっとちょっと、来世での幸せを願っている場合じゃないわ!ここに自分を変える絶好のタイミングがあったじゃない!」
ということに気付きました。
ずっと自分の世界だけしか見えていない人間だったので、中学生になるときも高校生になるときも、外に目が向くということがありませんでした。
だから、大学生になるタイミングで「これが変わるチャンスだ!」と気付けたのはちょっとした奇跡だったと思います。
ただ、私が変わろうと思ってしたことは、「性格を明るくする」とか「積極的になる」といったレベル高めのものではなく、「外見を変える」ことです。
高校生までの私は、親が買ってきた服を文句も言わずに着回しているというかなりの無頓着ぶり。
ヘアアレンジもできなければ、髪を染めるという選択肢もなく…。
フェイスメイクはしていましたが、我流なので全体的にボテッとした印象は拭い去れませんでした。
本当に地味な陰キャラ丸出しの女子高生。
誰にも注目されることなく、平々凡々と自分の置かされている場所で満足することを余儀なくされている10代でした。
このタイミングを逃すまい!と思ったところから、私は今までの自分とは真逆の自分を演出するようになりました。
ずっとパンツルックでしたが膝上のスカート、それも清楚な印象を与えるものを好んで履くようにし、髪を明るい色に染め、パーマをかけました。
before | after | |
服装 | ・ずっとパンツスタイル ・親が買ってきた服を文句も言わずに着る ・こだわり一切なし | ・膝上のスカートしか履かない ・暖色系やレースがあしらわれているものを意識して選ぶ |
装飾品 | ・アクセサリーは付けたことがない ・腕時計は祖父母の外国土産(聞いたこともないブランド) | ・ピアス穴を開けて毎日別のピアスを付ける ・腕時計を3パターン持つ |
髪型 | ・黒髪のまま ・ヘアアレンジができないのでショートヘアー 伸びてきたら1つしばり | ・髪を明るい色に染める ・相変わらずヘアアレンジはできないが、パーマをかけるということを覚える ・伸びてきたらまた別のヘアスタイルにする |
化粧 | ・化粧水は母親と共有 ・化粧は我流でただ塗りたくっているだけ | ・化粧水を自分で選ぶ ・下地クリームやアイメイクにもこだわりを持つようになる ・ファッション誌を見て化粧のしかたを研究する |
その結果、単純に人見知りが激しくておとなしいだけだったのですが、外見のきらびやかさがインパクトとなって、異性に対して「女性的」という別の効果を与えることができたようです。
入学したてでまだ性格的なことを察知される前だったということもよかったのかもしれません。
今までの流れからしたらあり得ないだろうという、アクティブなタイプの男性から声をかけられることが多くなりました。
その中の1人が今の夫です。
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この経験から言えること…
- コミュ障で地味なのに、外見も地味では結局どこまで行っても地味
- コミュ障でも外見をオシャレにすれば、そのギャップから女性は「清楚」と思ってもらえる確率が高い
- コミュ障でも外見をオシャレにすると、男性の場合は「知的」だと思われるかも!?
外見を変えることって、今までの自分を捨てるみたいでちょっぴり切なくもあるわ。けれど、おもいきってやってみると、自分の変化が楽しくなってくるわよ!
変わるタイミングはいくらでもある
もう高校も大学も卒業しちゃったし、自分を変えるタイミングなんてどこにもないよ!…と諦めるなかれ。
変わるタイミングはなにも、環境の切り代わり時期だけではありません。
「変わりたい!」と強く思ったその瞬間があなたの「変わるタイミング」なのです。
性格や言動を変えろというのではないので、これほど簡単に自分を変えられる方法はほかにはないと思います。
自分にどんな服装や髪型が似合うのか分からないのであれば、身近にいてあなたが「素敵だな」と思う人をとことん研究してみればいいのです。
ただ注意してほしいのは、完コピだけは絶対に避けて下さい。
おかしな人だと思われる危険性があります。
身近な素敵な人は、あくまでも参考程度に観察し、実践(購入)の際は自分に体型が似ている芸能人やモデルの髪型、服装を参考にすることをオススメします。
そしてもう一つ注意する点。
ずっと同じ環境にあっての突然のイメチェンは、周囲を困惑させる恐れがあります。
変えていくのであれば、徐々に変えていくのがよいでしょう。
コミュ障の究極の恋愛テクは喋り方を変えること
「声」が人間に与える影響ってとても大きいですよね。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンによると、声や話し方が他人に与える影響は全体の約4割だそう。
「見た目」は5割強、「会話の内容」に至ってはたったの1割だそうよ。
人間の印象はほぼ見た目と声、話し方で決まるということなら、外見の次に改善しなければいけないのは「声」「話し方」ということになります。
言葉のコンプレックスで深刻になっているのは自分だけ
ここでもう一つ私の大学での体験談。
私はどちらかというと表情が固く、その場に適した顔を作ることが苦手でした。
そのためか、ただボーッとしていただけなのに「気取っている」「格好付けてる」と陰口を叩かれることが多く、割と真剣に悩んでいました。
お昼ご飯なに食べようか考えていただけなのに…!!
それに加えて、方言の強い地方で育ったということもあり、標準語をしゃべっているつもりでもイントネーションがおかしいというコンプレックスを抱えていました。
コミュ障な上に、
「イントネーションにコンプレックスを持っている」
+
「吃音の気がある」
と三重苦を背負っていた私。
誤解は誤解を招き、最初は興味を持って近づいてきてくれた友人たちも次第に離れていってしまいました。
言葉の不自由を抱えている自分を恨めしく思わなかった日はなかったわね…。今思い出してもつらい。
生きていく上で、息をするのと同じくらい自然に繰り出されて然るべき言葉にコンプレックスがあると、どうでもよい言葉でさえ、いちいち頭の中で反芻しなければ声に乗せることができないという最悪な事態に陥ってしまうのです。
コミュニケーションへの違和感は日増しに膨らんでいき、周りの視線が気になって息をするのも苦しくなっていたとき、私は偶然こんな会話を耳にしました。
A子「リリーさんって彼氏(今の夫)と話しているときは訛ってるんだよ」
B子「え?そうなの?意外」
ギョエッ!!
正直、影でそんなことを言われているのを聞いたときはショックでした。
しかし、そのクラスメートは決して悪意で言っていたわけではなく、言葉の節々に親しみがこもっていたのが分かりました。
彼女の言葉を大きく意訳すると、きっとこういうことになるのだと思います。
「リリーさんはあまり自分のことをしゃべらないし、外見を小ぎれいにしている分なんとなく高飛車なイメージがあるけれど、親しい人と話しているときは訛りを隠さないでしゃべっているよ。私たち、彼女のことを表面的にしか理解していないよね、絶対」
この出来事があってから、私はあまり訛りを隠さないようになりました。
私がコンプレックスに思って隠そうとしていたことは、かえって私の印象を悪くしていたんだわ。
幸せ探求者
まあ、お上手だこと。
声や話し方を意識して変えてみる
コミュ障は克服しようと思ってもなかなか一筋縄でいくものではありません。
それならば、変えようと思って余計なストレスをためるのではなく、物理的に変えられるものを変えることで徐々に自分の意識改革もしていくようにするのが最善です。
コミュ障で自分に自信がないと、どうしても声が小さくなってしまったり、低くなってしまったり、早口になってしまったりということがあります。
よく分からない部分で笑い声を入れてしまったり、「あー」「うーん」と違和感丸出しの相づちを入れてしまったり…。
そこを意識して変えていくと、相手に与える印象も変わってきます。
- 声が小さいなら大きく話すようにする。
- 声が低いなら少しだけ高くしてみる。
- 早口ならゆっくりしゃべるように心がける。
- 自分の相づちに意識を払ってみる。
また、私のように「気取っている」と勘違いされている人が訛りや方言を織り交ぜてくると、今までの距離感はなんだったの?というくらい、対人関係の距離が縮まることがあります。
これは心理学で言う「ゲインロス効果」。
【ゲインロス効果とは…】
ゲインとは『得る』の意味。ロスとは『失う』の意味。最初の悪いイメージが後から与えられた良い印象によって、実際以上に良い印象になる心理的効果。
私の場合で見ると、「気取っている」という最初の悪いイメージが「訛っている」という純朴なイメージが重ねられたことで、周囲に「親近感」を与えることにつながったと思われます。
コミュ障だから恋愛できないって思い込むんじゃなくて、やれることはなんでもやってみるべきよ。印象なんてテクニック1つでどうにだって変えられるんだから!
さいごに
幸せ探求者
そう思って頂けて光栄だわ。じゃあさいごに「コミュ障の恋愛テクニック」をまとめてみましょう!
- コミュ障を改善したいと思うのなら、環境の切り替わり時期を絶対に無駄にしない
- 環境の変化が望めなくても、自分で変わりたいと思った瞬間が変わるとき
- 性格を変えるというのは難しいので、外見を変えてみる
- 外見を良くすれば周囲から見つけてもらえる可能性が高くなる
- 声や話し方が相手に与える影響は4割なので、好印象を持たれやすい声、話し方を学ぶ
- ゲインロス効果を大いに利用する
筋金入りのコミュ障だったリリーでも恋愛できて結婚までしたんだから、「恋愛無理」なんていう決めつけは意味ないわよ~!