人見知りに生まれた自分が嫌だ。人見知りさえなければとっくの昔に結婚して、今頃人生バラ色だったはずなのに…。
そんなふうに日々悩んでいる婚活男女の皆さん。
ちょっと立ち止まっていったん深呼吸してみましょう。
あなたは今おいくつですか?
かりに30歳とでもしておきましょうか。
………。
ええ。生まれて30年経ちましたよ。
毎日毎日人見知りで損している自分を責めいたぶりながら、気が付いたら30年。
あなたの人生はあとどれくらい残されているでしょうかね。
80歳くらいまでは生きられますでしょうか?
だとしたら、残りあと50年。
50年なんて本当にあっという間ですからね。
もう人見知りを克服したいとか、そういう段階じゃないです。
ここからは、人見知りである自分といかに上手に付き合っていくかですよ。
Contents
人見知りの婚活:自分を責めることでなにか変わった?
物心付いてから数十年。
あなたは、毎日飽きることなく自分自身にダメ出しをして生きてきたことでしょう。
しかし、そうすることで何か変わりましたか?
「どうして自分から声をかけられないのだろう」
「あの人がそっけないのは、自分がなにか気にさわることを言ったからかもしれない」
「普通の会話なのにすぐ赤面してしまう自分が嫌だ」
「何回も噛んでしまった。はずかしくて誰にも会いたくない」
おそらく、20代の始めに落ち込んでいた内容と、30歳の現在もあなたを苦しめている内容はほとんど一緒じゃありませんか?
このまま行くと、40代も50代も同じことを繰り返しているはずです。
60代に入って定年退職でもしたら、今度は逆に、仕事のわずらわしい人間関係から開放されたことで、伸び伸びと生きているかもしれません。
しかし2、3年経ったら分かりませんよ。
人見知りを理由に人間関係を断ってしまったことで、ひどい孤独感に苛まれているかもしれません。
そうなると70代は地獄でしょうね。
80歳はどうでしょう。
人生の残りもあとわずかとなって、もう悟りの境地でしょうか?
別に脅かしているわけではありません。
ただ気付いてほしいのです。
人見知り克服なんてそんな簡単にできるわけないのだから、人見知りの自分をそろそろ受け入れて、これからの人生をラクに生きてみませんか。
人見知りの婚活:人見知りを克服するよりもいたわるほうがラク
方法はとっても簡単です。
自分を最大限にいたわればいいだけです。
どうして自分から声をかけられないのだろう
⇓
「今日も誰にも声はかけられなかったけれど、積極的になろうとしている自分、超ステキじゃん。明日もトライしてみよう」
あの人がそっけないのは、自分がなにか気にさわることを言ったからかもしれない
⇓
「あの人の心の中のことにまで関与する必要ないよね」
普通の会話なのにすぐ赤面してしまう自分が嫌だ
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「私が赤くなったからって誰もからかったりしない。本当にみんな優しいなぁ。周りに恵まれてるわ」
何回も噛んでしまった。はずかしくて誰にも会いたくない
⇓
「他の人を観察してみると、流暢すぎるのもインチキくさいよね。私くらいがちょうど良いわ」
本心からこのようなポジティブな言葉が出てこればいいですが、脳は変化を嫌う臓器です。
あなたが変わろうと思ってどんなに努力してもうまくいかなかったのは、この脳の性質が関係しているからです。
【なぜ脳は変化を嫌う?】
人間には体内環境を一定に維持しようとする機能が備わっている(ホメオスタシス)。たとえば、熱が出たら汗をかいて体温を下げる、血糖値が上がったらインスリンを分泌して血糖値を抑えるなど。変わることで起こるかもしれないリスクを避け、現状を維持しようとする生存本能なので、誰もが持っている特性。
というわけで、とりあえず機械的にポジティブワードを繰り出すところから始めてみてください。
最初のうちは、感情と言葉を切り離すことに抵抗が生じるでしょうが、慣れてくると合いの手のように自然と繰り出せるようになってきます。
気が付いたらポジティブな言葉に引っ張られて、考え方も少しは変わってくるかもしれません。
大切なのは慣れるまでいかに継続できるかです。
一見、行動が思考を変え、やがて言葉にも変化をもたらすと思いがちですが、実際には、言葉が思考に影響を与え、行動を変えていくのです。
×「行動」→「思考」→「言葉」
○「言葉」→「思考」→「行動」
これは自己啓発などでよく取り上げられるアファメーションであり、トップアスリートやビジネスマンがスキルアップのために取り入れている方法です。
【アファメーションとは?】
自分に肯定的な言葉かけをすることで、セルフイメージを向上させること。
とはいえ、これは別に人見知りを克服しようという話ではなく、あくまでも自分をいたわることが目的ですから、やることで激しい抵抗が生じて具合が悪くなるようなときは、この方法は向いていないということです。
あと残り50年をこれまでの30年とは違う自分で生きていく。
そのための方法を自分なりに見つけていくしかありません。
リリー
私たちを悩ます諸々の出来事は、外から入ってくるようなイメージがあるけれど、実際には私やあなたの内側で生じているのよ。だから相手の反応にいちいち過剰反応することが、そもそもの間違い。
相手があなたのコミュニケーションスキルの低さに不機嫌になっているですって?本気でそんなふうに考えているの?もしかしたらオナラを我慢していただけかもよ(笑)
人見知りの婚活:婚活する場所を間違わなければ婚活は怖くない
自分をいたわる習慣が身に付いてくると、人見知りにも良い部分があることが分かってくるでしょう。
相手と向かい合って思うように言葉が出てこなくても、あなたの頭の中には絶えず「優しい言葉」が生じているはずです。
相手に傷付けられることや傷付けることをなによりも恐れて生きてきたあなたですから、人見知りじゃない人間の何倍も気遣いができるし、優しい気持ちを持っていて当然なのです。
それを誇るくらいのことは自分に許してあげましょう。
さて、長くなりましたがここからが本題です。
自分をいたわることを実践するようになったあなたは、ようやく婚活のフィールドに立つ決心が付いたことでしょう。
ここで注意しなければいけないことがあります。
一概に婚活と言っても、様々な方法があります。
【婚活の方法】
- 友人、知人の紹介
- 合コン
- 街コン
- マッチングアプリ
- 婚活パーティー
- 結婚相談所
この中には人見知り男女に向かない婚活方法があります。
それはズバリ、マッチングアプリと婚活パーティーです。
マッチングアプリは男性は有料、女性は無料のものが多く、気軽に多くの異性と出会えることから利用している人も多いのですが、母数が増えるということは、その分婚活に積極的じゃない人間やヤリモク、勧誘や悪徳商法目的の悪質なユーザーも紛れ込んでいるということです。
多くの婚活サイトではそういう悪質ユーザーの見極めや自衛方法を紹介していますが、人見知り男女の婚活を応援する当サイトでは、「人見知り男女はマッチングアプリはスルーしましょう」というスタンスです。
自分をいたわるということは、自分を大事にするということですからね。
傷付いたり落ち込んだりすることは、人間同士のやりとりですからどの婚活方法でも起こりえることですが、トラブルに巻き込まれたり疲弊する可能性が高いことを分かっていて、あえて飛び込む必要はありません。
婚活パーティーも、人見知り男女にはオススメできません。
制限時間が設けられていて、ほんの数分で座席を移動しなければならないスタイルの婚活パーティーだと、コミュニケーションを取らなければいけないというプレッシャーから空回りしてしまい、ろくに相手の特徴も分からないままお金と時間を無駄にしたということにもなりかねません。
フリータイムも人見知り男女には大きなプレッシャーですね。
もし自分のところに誰も来なかったら?
ぼっちになったら、どうやって切り抜ければいい?
自分から異性に話しかける?
好みの人のところにすでに人が集まっていたらどうする?
その中に飛び込んでいけと?
…想像するだけでも頭が痛くなってしまいますね。
人見知りの婚活は結婚相談所一択でOK
自分を大事に、真剣に伴侶探しをしたいのであれば、結婚相談所が一番ぴったりの婚活方法と言えるでしょう。
結婚相談所にはおもにデータマッチング型と仲介型があります。
【データマッチング型】
担当者は付くが、あくまでも助言程度にとどまり、相手探しは自分で積極的にやっていく必要がある。しかし、その分結婚相談所にしては料金がリーズナブル。
【仲介型】
専任のアドバイザーが付いて、入会から成婚までをフォローしてくれる。相手探しは基本、相談所からの紹介。恋愛経験が浅い人や仕事が忙しくて自分で動く時間がない人むけ。料金は高め。
それぞれにメリット、デメリットはありますが、数ある婚活方法の中でも一番結婚に対する真剣度が高い男女が集まっている場所です。
恋愛経験が浅くても、アドバイザーに相談しながら自分のペースで婚活を進めていくことができます。
出費を惜しんだがために時間を無駄にしたり、傷付く必要のないところで余計な痛手を負ったなどということになるくらいなら、最初から真剣度の高い場所に身を置いておくべきです。
★比較的若い婚活男女が集まるゼクシィ縁結びエージェント
ゼクシィブランドがおしゃれ感を後押しし、急成長中の結婚相談所。
★仲介型の結婚相談所の中では料金が比較的抑えられているパートナーエージェント
コネクトシップでより多くの出会いが期待出来る。
★全国に支店やサテライトがあるので地方在住者も活動しやすい楽天オーネット
★オタク同士なら気が合うかも!と思ったら、オタク専門の結婚相談所がおすすめ。
まとめ
婚活を意識する年になるまで人見知りで悩みながら生きてきたのであれば、残りの人生は克服することに力を使って疲弊するのではなく、潔く受け入れてしまって、自分をいたわることに重点を置いてみませんか?というお話でした。
分かりやすくまとめてみましょう。
- 脳は変化を嫌うので抗ってもすぐまた元に戻ろうとする。
- 人見知り克服に力を使うよりは受け入れてラクになろう。
- アファメーションによってセルフイメージを向上させよう。(機械的でOK)
- 人見知りはマッチングアプリや婚活パーティーはスルー。
- 人見知りの婚活は結婚相談所一択でOK。
リリー