婚活ブームともいえる昨今、気軽に始められるマッチングアプリや、大手が運営する結婚相談所が人気を博しています。
しかし、世の中には婚活のフィールドにすら立てない人間も一定数存在しています。
彼(女)らはいわゆる人見知りと言われる人たち。
人間関係を構築するために必要なコミュニケーション能力が低い(と思い込んでいる)ために、自分に自信が持てず、強固に塗り固められた殻の中に引きこもってしまっているのです。
彼(女)らに対して「頑張って」「勇気を出して」と言うのは簡単なことです。
本人たちだってそれができるなら苦労していません。
自分の殻を破るすべを持たずに、あらゆるチャンスを見送ってきた人見知り男女は、具体的な解決案を探しています。
今回は「結婚」を意識してはいるけれど、「こんな自分じゃ無理」と思い込んでいる「人見知り男女」に向けた記事です。
多感な人生の前半をなんとなく無駄に生きてしまったと後悔しても、時間は巻き戻りません。
偶然この記事に辿り着いたあなたが、ここから先の人生を充実した実りあるものにできるよう、ここでは新しい自分を始めるための思考の転換方法について書いていきたいと思います。
Contents
「人見知りだから結婚できない」は間違い
人見知り女子
リリー
人見知り女子
リリー
人見知り女子
リリー
人見知り女子
リリー
人見知り女子と私リリーとのやり取りをみて、気になった部分はありませんか?
この会話の中にはいくつかの問題点があります。
改めて詳しく見ていきましょう。
人見知り女子の発言
- 「私は人見知りが激しい」だから「誰とも円滑なコミュニケーションが取れない」
- 「私の家族も私を人見知りの引っ込み思案だと思っている」
- 「私は誰がなんと言おうとコミュ障で人生を損している」
- 「あなたの外見は犬」だから「気を遣う必要はない」
リリーの発言
- 「あなたは自分は人見知りが激しいと思っているの?」⇒(どこが?)
- 「私に対してはスラスラと言いたいことを言えているじゃない?人見知りが激しいというのは思い込みじゃないの?」
- 「外見は犬だけれど、中身は人間よ。見た目で私を判断したわね」
人見知り女子は自分で自分を「人見知りが激しい」と言い切っています。
しかし、私(リリー)は人見知り女子がどうして自分を「人見知りが激しい」と言い切っているのか疑問に思いました。
というのも、彼女はこちらを真っ直ぐに見て、自分が異性とコミュニケーションがうまく取れないことを流暢に訴えてきたのです。
その様は、まるで異性と関わる勇気がないことの「いいわけ」として「人見知りが激しい」という自分を作り出しているかのようでした。
これは「認知の歪み」のレッテル貼りという思考パーターンです。
「認知の歪み」は認知行動療法の中で提唱されたもので、自分に対しても他人に対しても間違った人物像を作り出すことで、考察や可能性の幅を狭めてしまいます。
不幸なことに、人見知り女子は家族からも「人見知りが激しい引っ込み思案」というレッテルを貼り付けられていたようです。
おそらく幼少期にこんな光景が繰り返されていたのでしょう。
はにかんでしっかりとした受け答えができない娘に対し、親が「この子は恥ずかしがり屋なので」「引っ込み思案なので」とことあるごとに言う
⇩
自分は恥ずかしがり屋の引っ込み思案だから、受け答えやあいさつができなくても仕方がないと思い込む
親の保護下にある幼少期なら特に問題はなかったかもしれません。
しかしこういうレッテル貼りは、その後の人格形成に大きな影響をもたらします。
一度貼り付けられたレッテルはなかなか取り払うことができないのです。
「乱暴な子」と言われ続けた子供は「自分は乱暴」だと思い込み、その通りの人生を歩んでしまうし、「引っ込み思案」と言われ続けた子供は「自分は引っ込み思案」と思い込むことで、あらゆることへの自信を喪失してしまいます。
逆に、このレッテル貼りをポジティブな方向に使えば、人間はいくらでも自信にあふれた向上心のある人生を歩んでいけるのです。
実は、脳は不完全な臓器で、主語を理解することができません。
たとえば、すごく腹の立つことがあってついつい悪態を付いてしまったとき。
言いたいことを全て吐き出してスッキリするかと思いきや、余計モヤモヤしてしまった経験はありませんか?
これは脳が主語を理解出来ないために、他人に対して吐いたはずの悪口を自分への悪口として認識してしまったがために起こった現象です。
自分に「人見知りが激しい」というレッテルを貼りつけて、対人関係で損をしていると思いこんでいる人は、あまり深く考えずに、今からでも使う言葉をすべてポジティブなものに替えていってみてください。
できることなら、他人への評価も良いものに替えていきましょう。
先ほども言った通り、脳は主語を理解出来ません。
他人を「すごい」「素晴らしい」「いい人」と言うことは、すなわち自分を「すごい」「素晴らしい」「いい人」と評価していることになるのです。
ということで、「人見知りだから結婚できない」は大きな間違いで、正確には「自分に人見知りというレッテル貼りをして、結婚できないいいわけにしている」が実際のところです。
リリー
人見知り女子
リリー
勇気はどうやって出せばいい?
とはいえ、実際に対人関係を結ぼうとするとドキドキしたり、言葉が思うように出なかったり、見当違いな受け答えをしてしまったりということは自分の意に反して起きてしまうものです。
いくら意識改革しようとしても、こういうことが続くと自分に自信が持てない、他人にどう思われているかも気になるし、無様な自分と向き合うのも耐えられない。こんな苦しい思いをするくらいなら、いっそのことコミュニケーションなんか誰とも取らなければいい。そうすれば平穏な世界で伸び伸びと暮らしていける…という偏った考えに陥って、そこから抜け出せなくなることもあるでしょう。
こんな光景を思い浮かべてみてください。
あなたは崖の上に立っています。
あと一歩を踏み出せば崖の向こうに広がっている世界を見渡すことができるのだけれど、その一歩はヘタをすると足を踏み外して落下してしまうかもしれない一歩です。
少しの勇気があれば、あなたは崖の向こうになにがあるのか知ることができます。
それは広く穏やかな海かもしれないし、風にそよぐ花畑かもしれません。
逆に好ましくない世界が広がっている可能性もあります。
しかし、一歩を踏み出さなければ、そこにあるのが素敵なものなのか、好ましくないものなのかすら知ることはできないのです。
足を踏み外したら落ちてしまうかもしれない危険な一歩。
けれど、踏み外さない確率のほうが高く、あとは勇気を出せるかどうかの問題です。
対人関係で損をしている人たちは、崖の向こうに広がる世界は自分を不快にさせるものだと思い込んでいます。
だから、わざわざ危険な思いをしてまで一歩を踏み出すということに臆病になってしまうのです。
あと一歩の勇気。
それさえあれば世界は広がるのに、「傷付きたくない」一心で行動をセーブしてしまう…。
幼少期からこういう思考が積み重なってきてしまっていると、改善するのは至難の業です。
へたをすると理想と現実の間で苦しみ、うつ病や精神障害も引き起こしかねません。
だから、「こうすればあなたは変われるよ!」と軽はずみな案を提示するつもりはありません。
ただ、これだけは言わせてください。
あなたの抱いている恐怖心はほとんど実体のないものです。
私たちの祖先が狩猟で生きていた時代、周りには常に命を脅かす脅威がありました。
それらを回避し生き延びるためには、恐怖という感情が必要で、これがあるからこそ猛獣に襲われるかもしれない危機を回避することができたのです。
しかし、現代では命を脅かす猛獣と隣り合わせという生活ではありません。
本当の恐怖というものは実体がなくなり、あるのは脳の作り出す偽物の恐怖だけです。
人見知り女子
リリー
人見知り女子
リリー
人見知り女子
大切なのは「傷付くことを恐れない」ことです。
じゃあ、どうすればいいかですが、「傷付く」を「学ぶ」という言葉に置き換えてみてください。
「私は学ぶことを恐れない」
そう毎日唱えてみるのです。
先ほども述べたように、脳は不完全な臓器です。
ネガティブな言葉をポジティブなものに替えていけば、いつのまにか考え方がポジティブになってきていることに気付く瞬間が必ず訪れます。
これまでの人生を振り返ってみてください。
ささいな失敗を大きくとらえて、必要以上に自分を責めて生きてきませんでしたか?
毎日のように後ろ向きな言葉で自分をいじめてきませんでしたか?
ラベリング効果(レッテル貼り)をネガティブな方向に使ってはいけませんよ!
まずは婚活のフィールドに立つところから
全ての出来事が自分を成長させるための「学び」である、と思えるようになったら、思いきって出会いの場に出ていきましょう。
まずは親しい友人に「自分は前向きに異性との出会いを求めている」ということを報告するのがよいでしょう。
何かの拍子にあなたの言葉を友人が思い出してくれれば、異性を紹介してくれるということもあるかもしれません。
残念ながら心を許せる友人がいないという場合は、婚活パーティーやイベントを利用することをおすすめします。
婚活初心者はどうしてもマッチングアプリなどの手軽なツールに走りがちですが、婚活を謳っていても中には遊びや勧誘目的の人間が一定数混じっています。
運良く交際に発展しても、いざ結婚という話になったときに相手にその気がなかったら、これまでの時間が無駄になってしまいます。
それに引きかえ、婚活パーティーは、多種多様なジャンルで男女を集めているので、趣味や価値観の会う相手に巡り会う確率が高いです。
マッチングアプリのように複数人と同時進行でメールのやり取りをするという手間もありません。
初めてで緊張するという場合は、お友達の同伴OKのパーティーもあります。
婚活の入り口としてパーティーに参加するというのは、婚活をしている異性の雰囲気を知る上でもたいへん役に立ちます。
東証一部上場企業のIBJが運営するPARTYPARTYは毎月全国で3000件以上の婚活パーティーを開催しており、タブレット端末で相手のプロフィールをチェックしながら行うものや、自社会場や個室を使ったもの、水族館パーティーやアルコール付きの合コン形式のパーティーなど豊富に用意されています。
また、入場の際には必ず本人確認として運転免許証or健康保険証の提示が求められるので、安心感があります。
初めてで会話が苦手という人は、一対一で話せるPARTYPARTYの個室形式のパーティーがおすすめですよ。
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PARTY☆PARTY
最終的には結婚相談所がおすすめ
婚活パーティーで雰囲気が掴めたら、次の段階に進みましょう。
パーティーでマッチングできれば幸いですが、参加料金が手頃ということもあって、どちらかというと恋活メインの人や、中には既婚者が混じっているケースもあります。
婚活パーティーは婚活に慣れる訓練の場、そこで相手が見付かったらラッキーと割りきって活動した方が、モチベーションを維持するにも大切なことです。
では、真剣に結婚相手を探すにはどこに身をおくのがよいのか?
というと、ズバリ結婚相談所です。
結婚相談所は登録料や初期経費、月会費や成婚料といったある程度大きな費用がかかる場所です。
ゆえに、それだけ結婚に真剣な男女が多く集まっています。
一言に結婚相談所と言っても、様々なシステム形式がありますから、どこが自分に合っているのかしっかり吟味してから選ぶことをおすすめします。
自分で積極的に婚活できる人
結婚相談所にはおもにデータマッチング型と仲介人型があります。
データマッチング型は、パソコンやスマホ検索で気になる相手を探し、仲介人はあくまでも困ったときにアドバイスをしてくれたり助けてくれたりするという程度で、基本は自分が主体となって活動しなければなりません。
その代わり結婚相談所にしては料金がリーズナブルというメリットがあります。
代表的なところだと、ゼクシィ縁結びエージェントや楽天オーネット
がデータマッチング型の結婚相談所です。
仲介人と二人三脚で婚活したい人
逆に、自分にどんな相手が合っているのか分からない、仲介人にそのつど相談に乗ってもらいながら婚活していきたいという人には、仲介人型のパートナーエージェントをおすすめします。
パートナーエージェントの最大のメリットは、割高傾向のある仲介人型の結婚相談所の中にあって、費用がだいぶ手頃に抑えられているところ。
ただ、口コミを見てみると、コンシェルジュと言われる専任のアドバイザーの質にはあたりはずれがあるようで、そこの見極めが大事かもしれません。
あまりに相性が悪く、婚活に支障を来すような場合はいつでも担当を変えられるようになっているので、さほど心配することではありません。
パートナーエージェントが気になる方は下記をチェックしてみてください。
リリー