長いこと婚活を続けていると、どんどんつらくなって「やめたい」と思う瞬間が何度も訪れます。
そりゃあそうですよね。
学校のテストのように頑張って勉強したら成果が出るとか、努力が必ず報われるような世界ではありませんから。
終わりの見えないトンネルに迷い込んだような気分になって、過去を懐かしんだり悔やんだり。
自分が今どこにいるのかもよく分かってないし、本当にこの先までトンネルが続いているのかどうかも分からない。
できることといったらただ闇雲に歩いて行くことだけ…。
この不安と疲労感から解放される方法なんてあるのだろうか?
やめたら楽になれる?
残念ながらそんな簡単な話ではありません。
あなたが結婚したいと思い、自分の意志で婚活を始めた限り、たとえ婚活からフェードアウトしたとしても、「悔い」という形でいつまでもあなたを悩ませ続けることでしょう。
乗りかかった船です。
後戻りして後悔に苛まれるくらいなら、今できる限りのことをやってみるべきです。
最終的にやめるという選択をしたとしても、そのほうが自分的にも納得できますよね?
婚活を苦しくしているのはあなた自身
婚活女子
リリー
結婚は人生の一大イベントです。
周りになんと言われようが、理想の相手に巡り会いたいし、そのためには早まったりせず慎重に婚活していきたいと思うその気持ち、すごくよく分かります。
理想を下げて妥協した結果、夢にまで見た結婚生活が味気のないものになってしまったら切なすぎますからね。
相手と会ってみて「無理」と思ったのなら、それはあなたの本能的な部分からの警告ですから、素直に従ってよいのだと思います。
しかし、そんなことが続くと、周囲の目は途端に厳しくなるでしょう。
「あなた何様のつもりなの?」
「高望みしすぎじゃない?」
「勘違い甚だしいわ!」
こういう言われ方をした瞬間から、おそらくあなたは自分の異性に対する姿勢が間違っているんじゃないかと焦りだすはずです。
これは半分正解、半分間違いです。
正しいのは先ほども述べた通り、本能からの警告に従ったということ。
間違っているのは、「ちょっと無理」なのか「絶対無理」なのかをはっきりと区別できていないことです。
ちょっと無理かな…という程度なら、親交を深めることで相手の見方が変わることもあるかもしれません。
お互いに緊張状態を抜け出してみたら意外や意外、すごく気が合う!ということもないとは言い切れないので、そういった良縁をみすみす無駄にしないためにも「ちょっと無理」なのか「絶対無理」なのかの見極めは大切です。
婚活がしんどいとき
婚活女子
リリー
婚活女子
リリー
婚活女子
婚活は自分が主になって動かないとなにも始まりません。
まさに孤独な戦いです。
しかし、日本中に同じ境遇で婚活に挑んでいる仲間が大勢いると思うだけで、「自分ももっと頑張らなきゃ!」と前向きになることができます。
できるだけ自分の境遇と似ている人のブログを見つけて読んでみるとか、自分のためになりそうな教示本を読んでみるというのもオススメです。
上の本は、婚活ブロガーみえけんさんの『恐怖の婚活回想記』(KADOKAWA)。
年間500人との出会いと別れを繰り返し、アラサーにして結婚をつかみとった著者の実体験や、婚活中の友人のエピソードなどが盛りだくさんで、とても濃い内容になっています。
挿絵も多く、どこか憎めない婚活女子がたくさん登場していて、パラパラとめくるだけでも「分かる分かる」「こういう女の人いる~」というおもしろさを味わうことができます。
息抜きや今後の軌道修正も兼ねてぜひ目を通してみてください。
続いては、メンタリストDaiGoの『メンタリズム~恋愛の絶対法則~』(青春出版社)。
メンタリズムのテクニックで恋愛を成就させることができるのであれば、実践しない理由はありません。
とはいえ、心理学で言うミラーリング(仕草をまねる)やバックトラッキング(オウム返し)で親密感を作り出すというのは、コミュニケーション能力がある程度高い人向けなので、「やってみよう!」というノリだけで実行してしまうと大恥をかいてしまう可能性も。
「なんでオレのマネをしてるんだろう?気持ち悪い女だな…」
自然な流れで心理テクニックを使えるようになるには、それ相応のスキルも必要となってくるので、「メンタリストDaiGoの書いている本だからきっとうまくいくに決まっている!」という過信はせずに、一つの読み物として知識を身に付ける程度の気持ちで読んでみると面白いですよ。
婚活地獄に飲み込まれない方法
婚活がうまくいく人を見ていると、どうして自分は何をやってもダメなんだろう?あの人と私にどんな差があるというの?と疑問や不満が渦巻いて、処理しきれなくなることがありますよね。
そんなときの最終結論として、
「私には自分には分からないような欠点があるんだわ」
「結局デブでブスで根暗の女は幸せにはなれないんだわ」
といったようなネガティブな感情を抱いたり、実際に声に出して言ってしまったりすると、その言葉があなたの脳に焼き付いて実際の出来事のように誤認識してしまう恐れがあります。
これはラベリング理論やレッテル効果と言われているものす。
詳しくは下の関連記事を読んでみて下さい。
精神的にまいっているときに「ネガティブ思考はよくないからやめましょう」と言われても、簡単に切り替えることってなかなか難しいですよね。
そんなときは、思考はとりあえずおいといて、言葉から変えていきましょう。
「私には欠点があるに違いない」と思っていても、声に出して言う言葉はポジティブなものにする。
たとえば、
「私のことをよく知っているのは私だけ。他人に指摘されるような欠点なんてない。自信持って行こう」
「私はブスだから誰にも相手にされない」⇒「私はまだ自分を上手に演出する力が足りていないだけ。これからどんどん勉強してキレイになるんだから」
「デブは結婚どころか生きている価値もないって?」⇒「世の中にはポッチャリ好きの男性もいる!それに本気でダイエットしようと思えば私にだってできる!」
「根暗だから会う人会う人に誤解される」⇒「根暗じゃなくて、私は思慮深いの。観察眼もするどいわ!」
イメージとしては、本来のネガティブな自分の傍らに、もう1人の自分を配置する感じです。
このもう1人の自分はあくまでもポジティブな言葉かけをするだけの存在なので、本来のネガティブな自分を無理やりポジティブ思考に変えようというようなエネルギーは持ち合わせていません。
ただの「合いの手」パーソンです。
しかし、この合いの手を入れるだけの自分が、いつしか上手に上手に本来のネガティブな自分をポジティブな方向へ誘導していってくれるのです。
最初は抵抗があるかもしれませんが、機械的に繰り返していると、やがて「お??」と思う瞬間が訪れますよ。
つらくて逃げ出したいという感情はそのままに、機械的にでもいいからポジティブな言葉を自分に投げかける。自分を幸せにできるのは自分自身。
まとめ
婚活が原因でうつ状態に陥ってしまう『婚活うつ』も増えてきています。
本当にしんどいときは、休むということも大切です。
つねに自分自身を「いたわる」ということだけは忘れないようにしてくださいね。
- 白か黒かだけで判断せず、グレーゾーンにもしっかりと目を向けてみる。視野が広がるとチャンスも増える
- 自分の境遇と似ている人のブログや婚活本を読んで、戦っているのは自分1人ではないことを知る。専門家の教示本で知識としてテクニックを学ぶのもアリ
- つらくて逃げ出したいという感情はそのままに、機械的にでもいいからポジティブな言葉を自分に投げかける。自分を幸せにできるのは自分自身