仕事が忙しくて、恋人なんて作るヒマもなかった。
引っ込み思案で恋愛に臆病になっていた。
色々な人とお付き合いしてきたけれど、理想の相手に巡り会えなかった…という女性たちが、本腰を入れて婚カツに乗り出したときには、おそらく30代に突入していることでしょう。
アラサー、アラフォーと言われる妙齢の女性に、20代の爽やかな好青年が好意を持ってくれるということは、確率的にも低いし、どちらかというとドラマや映画の中での話に限られます。
そうなると、30代女性が婚カツの中で狙っていくのは、同年代か年上になっていくのが自然の流れかと思うのですが、ここで1つの疑問がわき上がってきます。
婚活しているアラフォー男って売れ残り?
この年になるまで結婚していないんだから、なにかしら問題があったんだろう、と思ってしまうのはごく自然な成り行きですよね。
しかし、マイナスなことばかりが売れ残りの理由とは限りません。
スーパーの見切り品コーナーを思い出してみてください。
ちょっと色あせてしまった高級フルーツに半額の値が付いています。
普段は手の届かない食べ物です。
このタイミングを逃したら、一生食べずに終わってしまうかもしれない。
そう思ったら、カゴに入れてしまうでしょう?
たまたま棚の奥にあったから、客の目にとまらなかった。
少し傷が付いていたから、敬遠された。
中身はジューシーで甘いのに、形がいびつだっただけ。
他のに比べて小さかっただけ。
購入されなかった理由なんて、本当にささいなことなのです。
男性を見切り品にたとえるのは良いことではありませんが、あえて申し上げましょう。
中には高級フルーツな男性も一定数、確実に存在します。
これは女性側にも言えることです。
だから、自分や相手を売れ残りだと卑下する必要はありませんよ!
婚活売れ残り男の特徴
とはいえ、相手が高級フルーツ的売れ残りなのか、問題点だらけの売れ残りなのかは、会ったばかりでは見極めもなかなか難しいです。
まずはそれぞれの特徴をあげてみましょう。
【高級フルーツ的売れ残り】
- 性格がいいのに外見が劣る
- 人柄がいいのに、仕事がハードすぎて出会いそのものがなかった
- 誰にでも好かれるタイプなのに、異性に対して積極的になれず、タイミングを逃し続けている
【問題点のある売れ残り】
- 性格に難がある(ネガティブ発言、女性軽視、プライドが高すぎる、卑屈、下心、威圧感)
- 清潔感がない(へアケア、歯みがき、ヒゲ、服装、爪、体臭ケアなどすべてがおろそか)
- すべてが受け身(自分のことなのに、相手に任せっぱなしで主導するという感覚を持ち合わせていない)
- 理想が高すぎる(自分のことを棚に上げて女性はこうあるべきと主張し続ける)
高級フルーツ的売れ残りの男性は、職場やプライベート環境に女性が多いと、意外と簡単に結婚までいくパターンが多いです。
外見がいまいちであろうと、脇目を振る時間もないくらい忙しかろうと、消極的であろうと、人柄の良い人格者であれば、深く関われば関わるだけその人の良い所が際立ってくるので、異性が放っておきません。
それに、周りも面倒をみてあげたいという気持ちになるので、知り合いの未婚女性を紹介してあげたりと、なにかとお節介をやかれます。
彼らは出会いがあって、条件さえ整えば、いつでも人のものになってしまう可能性があるのです。
これは女性の場合も一緒です。
あなたは高級フルーツ的売れ残り女ですか?それとも問題点だらけの売れ残り女ですか?
高級フルーツ的売れ残り男性を魅了する
やっと高級フルーツ的売れ残り男性に巡り会うことができました。
さあ、ここからが本番です。
あなたが、同じく売れ残り高級フルーツであれば、なにも難しいことなんてありません。
出会いの回数を増やし、自分を適度にアピールできれば、相手の男性もすぐにあなたの良さに気付いてくれるでしょう。
しかし、あなたが多くの問題を抱えている場合、高級フルーツ的売れ残り男性はすぐにそれを見抜き、距離が縮まるどころか、接触することすら夢物語になってしまいます。
まずは自分を省みて、正すべき所は正していきましょう。
【こんな特徴があれば要注意!!】
- 高収入の男性じゃないと、自分は幸せになれないと思い込んでいる
- ついついネガティブ発言をしてしまう
- スキを見せたら負けだと思い込んでいる
- ルックスが悪いというだけで結婚対象から除外している
- 自分にはもっといい人がいるかもしれないという幻想にとらわれている
リリー
ハゲとデブだけは絶対に無理!と言っている婚活女子に一言。
リリー
婚活ではスキを見せることも大切
ある程度年齢を重ねてくると、人生経験も豊富になることから隙がなくなり、取っつきにくい印象を持たれてしまうことがあります。
大人の女性としての魅力は保持しつつ、少しは隙を見せていくようにしましょう。
人の魅力は、ギャップを感じたときに最大限に発揮されるものです。
たとえば、
- 高級志向っぽいのに、ラーメンなど大衆的な食べ物が好きだった
- 標準語の中に、ときどき方言が混じる
- 全体的にしっかりした印象なのに、所々抜けている
婚活は戦いではありません。
良い所をアピールしたいあまり、お堅い印象を与えてしまっては元も子もありませんよ!
もう少し頑張れば、もっといい出会いがあるかもしれないという幻想
せっかく売れ残り高級フルーツ的男性が目の前にいるのに、その出会いを通過点と考えているようでは、一生相手を見つけることはできません。
あなたの理想に合致した男性は、おそらくはもう人のものになっています。
なぜなら、彼らはれっきとした高級フルーツであり、人の手に取ってもらえるようなフォルム、タイミングなどを兼ね備えて食品棚に陳列されていたのです。
あなたが重点を置くべきは、そんな高級フルーツを求めてさまようことではなく、多少形が悪くても味は高級である男性に出会うこと、そして、その出会いを決して無駄にしないことです。
リリー
私はそろそろ結婚12年目だけれど、いつも心穏やかに過ごせているのは、旦那さんとの相性がいいからだと思うの。そりゃあ、不満は言い出したらキリがないわよ。やせてほしいし、髭は剃って欲しいし、もっとセンスのいい服を着て欲しい。お金だってもっと稼いで欲しい!けれど、ある程度の年齢になるとね、どこの旦那もみんな同じような感じだし、そんなことは要望程度で切望ではなくなる。だから、なににも増して大切なのは相性。高級フルーツと結婚すると、自分も高級を維持しなければならないし、それって気の休まるヒマもないし、疲れちゃうよね。